フランス額装とは
『フランス額装(アンカードルモン)とは』
額装とは、絵画や版画などを額に収める際に、ガラスと直接触れない様にマット台紙で保護することが一番の目的です。
これがフランス人の貪欲なこだわりによって、、料理やファッションにも通じるものがありますが、より美しいもの、より楽しませてくれるものが人々に求められて、進化してきたのでしょう。
フランス額装の特徴は、長い額装文化の中で発展した技法のバリエーションの豊富さや色彩のセンスだと言えるのではないでしょうか。
独自の技法は伝統的なものでも何十種類以上もあり、最近では古くからの技法のみならず、自由創作によってますますバリエーションが広がっています。
色々なテクニックの組み合わせで楽しい演出ができますが、額装はあくまでも中の作品の引き立て役です。過度な色使いや過剰な装飾は、作品よりも目立ってしまうことになるので気をつけないといけないことです。
基本的な技法
ビゾー(Biseau)
3mmの厚紙を専用カッターで45度に切り、断面にカラー洋紙を貼り合わせ、立体的に仕上げます。最もポピュラーで、クラシックな技法ですが、マットとの色バランスや組み合わせで幅広い演出ができます。
ラビ (Lavis)
伝統的なテクニックで、ヨーロッパの古い版画によくマッチしますが、ラビのデザインによって色々と応用ができます。
直接マット上に水彩絵の具で薄く色付けします。
私とフランス額装との出会い
フランスの生活では家の中に絵を飾る習慣が根強く生きています。
家の構造は、冬の寒さを防ぐために窓が小さく、天井が高く壁の面積が広いのが特徴の一つです。フランスで長く額装が愛されているのは、住宅事情に大きな理由があるようです。
私も初めてフランスの郊外のアパルトマンに暮らし始めた頃、広い壁に何も飾り物がない状態の部屋は、どうも殺風景で味気なさを感じたものです。フランス生活が始まってから間もなく招かれたお宅で、目にしたもの、、、額装された素敵なリトグラフでした。”これぞ私の探していたもの”と直感しました。習える場所を見つけ、すぐに通い始めました。教室で作品を仕上げるたびに我が家の殺風景だった壁に額が増え、しばし眺めては満足感を味わっていたものです。
GALLERY
LESSON
- <逗子アトリエ>→移転しました!藤沢のアトリエについてはLESSONページをご覧ください
●場所 :逗子マリーナ
*鎌倉駅、逗子駅からバス10分(週末は鎌倉駅からリビエラ行き無料バスあり)
●レッスン料:3800円(材料費別)
*初めての方を対象に体験レッスンも募集しています。
額装したいポストカードをお持ちください。
アトリエでも用意があります。
●日程 :第2,4金曜、土曜日
*アトリエまでのアクセスはご予約後、こちらからメールでお知らせします。
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<都内ワークショップ>
●場所 :シェア工房Makers' Base
(都立大学駅から徒歩2分)
●日程 : 月に3回程度。
詳しくは下記サイトにアクセスしてみて下さい。
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